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夏本番も終わり残暑が厳しいこの季節、いよいよ本格的な台風シーズンが訪れる。今回はこの台風に注目して見ましょう。
台風とは、国際的な取り決めにより、日付変更線(東経180度)より西、東経100度より東の太平洋、南シナ海で生まれた熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速(10分間平均)が34ノット(17.2m/s)以上のものを台風と呼びます。
台風は年間平均約26個発生しており、最多発生は1967年の39個、最少は1998年の16個でした。そして、日本に接近(300Km以内)する台風は年間平均約11個で、そのうち上陸する台風は年間平均約3個です。しかし、2004年のように、29個もの台風が発生し、そのうち10個が日本に上陸し、各地に多くの被害をもたらせた年もあり、これは異常気象と言えるでしょう。1年間に10個以上の台風が日本に上陸するというのは、1950年以来なのだそうです。
台風が上陸するというのは、本州、九州、四国、北海道の海岸線に台風が達したものをいうそうです。ですから、沖縄や奄美大島の海岸などに達しても上陸とは言わず通過といいます。ちなみに、過去20年間で台風上陸回数の多い地域は、1位鹿児島県、2位高知県、3位和歌山県の順となっています。
それではなぜ7月〜9月に台風は多く発生するのでしょうか?台風は上空の風(気流)によって動きます。太平洋洋上で生まれた台風は、偏東風に乗ってゆっくり西に向かいます。そして、北緯20度前後、東経130度前後に達すると、今度は偏西風に乗り換えてスピードを上げ北へ向きを変えます(地球の自転も影響します)。7月〜9月になると、太平洋側には大きな高気圧が張り出してきます。その太平洋高気圧のふちを沿うように、沖縄から九州を経て北又は北北東に進む訳です(その時の気圧配置や高気圧の張り出し具合によってはそのまま、中国、朝鮮半島、日本海に抜ける場合もあります)。
一般的に台風は北上すると、海水温度や気温の関係で徐々に勢力が衰え(気圧が上がり)、オホーツク海か北海道沖太平洋上に抜け温帯低気圧に変わり、台風の一生を終わります。台風のスピードは平均時速10〜30Km/hですが、洞爺丸台風のように時速110km/hの猛スピードで駆け抜けた台風もありました。
また台風の特徴として、進行方向右側(東側)の風雨が強くなる傾向があるようで、台風が通り過ぎた後も吹き返しの強い風に見舞われることがあるので注意が必要です。
日本で最悪の被害をもたらせた台風は、1959年の伊勢湾台風(台風15号)で、死者、行方不明者合わせて5,098人、負傷者38,921人、家屋の損壊833,965戸、浸水家屋363,611戸などの被害をもたらせました。太平洋とユーラシア大陸に挟まれた日本は、地勢的、気象的に繰り返し台風に襲われる位置にあります。台風の驚異と正しい知識を学び、もし台風が発生したら、気象情報に注意して事前に対策をすることが大切です。 |