”環境問題”

気温が変わるとどうなるの?
 

  

温室効果ガスにより大都市と呼ばれる東京や大阪の気温が年々上昇しています。気温が上がると私達の生活にどういった影響があるか皆さんは知っていますか?「たかが気温が2、3℃変わったぐらいで大したこと無いだろ」と思っている人も多いことでしょう。それでは具合的な例をあげて、今一度、環境の変化について考え直してみましょう。

 

気温が1℃変わると距離にして約100kmも変わってしまうことを皆さんはご存じでしょうか?つまり、気温が1℃上がると緯度が約100km下がった事と同じことになるのです。東京はこの100年間で5℃もの気温が上昇していて(現在も上昇し続けている)、100年前の鹿児島南部とほぼ同じ気温になってしまったそうです。これは東京が南に約500q移動したことになるということです。

 

人間は気温が多少変化しても順応できる力があり、生活などには大きな変化は生じないでしょう。しかし、植物やその他の生物は人間と違い気温1℃の変化はとても大きな問題となります。よって、気温が上がれば収穫できる農産物も変わってしまうということになるのです。

 

最近、こんな話しを聞きました。フランスは美味しいワインで有名ですが、イギリスのワインと聞いても一般の人はピンと来ませんよね。それは今までイギリスでワインに適したブドウが採れなかったからなのですが、近年イギリスでもワインに適したブドウが採れるようになってきています。これは、ここ数年で急ピッチにイギリスの気温が上がり、フランスの気温と同じようになっていることが理由の一つと考えられます。

 

また、今まで咲いていた花が見られなくなったり咲く時期が変わってしまったりすることも考えられます。通常、春の代名詞とも言うべき「サクラ」が冬に満開になってしまう事などありえないことです。しかし、去年の12月にニューヨークで日本から持ち込まれた「サクラ」が花を咲かせたことは実際にあった話です。

 

このように、今まで当たり前のように送ってきた食生活や見慣れた風景が徐々に変わっていくことで、地域に置ける生活だけでなく経済をも大きく変えていってしまいます。また気温の変化にともない、生息していなかった生物や病原菌(新種も含む)などが現れてしまうケースも考えられます。地球の温暖化と人間の生活における関連性を詳しく突き詰めるとキリがないのですが、少なくとも私は例にあげたように、地元の名産がなくなったり、特産物が食べられなくなるのは悲しいことだと思っていますし、何より春の暖かい日差しのもと、日本の国花である「サクラ」を眺めながら一杯飲めなくなるのは苦痛極まりないことです(笑)。

 

  話が少しそれましたが、こうした気温の変化は日本の大都市だけではなく世界中の様々な場所で異変が起こってきているようです。これは完全に地球全体の温暖化が各エリアの生態系を変えてきていることを表しています。こういった大都市の気温上昇を「ヒートアイランド効果」などではないかと言う人も多いのですが、(ヒートアイランドとは、多くの高層ビルや建物、アスファルトがあるために都市に熱が貯まりやすくなる事を言う)ヒートアイランド効果の気温の測定は通常、都市の中でも比較的涼しい公園などで行われ、地方だけで気温の測定を長期的に行った記録とほぼ同じなので、「ヒートアイランド効果」は全体的な地球温暖化にはあまり影響を及ぼしていないと考えられます。地球温暖化の影響はすでに、そして確実に私達の生活に忍び寄ってきているのです。

 

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第2回 個人や家族で取り組める地球温暖化対策!!
第1回 私たちの愛する地球が悲鳴を上げている!!