業界再々編成にむけての動きが活発に

  平成19年度も下期へと突入したが、同時に石油業界も再々編成にむけて動き出している。アブダブの投資会社がコスモ石油の筆頭株主となったが、その後、出光興産とジャパンエナジーとが愛知製油所(出光)、知多製油所(ジャパンエナジー)の連携の強化を発表し、この連携強化は他の地域でも行うことを示唆するなど業界の再々編成にむけての動きが今後、一挙に表面化しそうな気配だ。

 業界のある関係者は「今回の動きは新日本石油中心の業界のグループ形成に何らかの影響がでる」とみている。強引に推し進める新日石のやり方に反発したものだ―という見方もある。アブダビの投資会社がコスモ石油の筆頭株主という劇的な出来事の翌日に出光興産とジャパンエナジーが製油所の連携強化を発表したのは偶然なのか。コスモ石油の動きに敏感に反応し、両社の思惑が一致したのではないか―という憶測もある。

 「出光興産は中期的に海外投資を視野に入れている。中国ではなく、第2の人口巨大国のインドに狙いを絞っているようだ。国内投資よりも海外投資に軸足をおく出光興産、そして京浜地区で玉繰りが苦しいジャパンエナジー、中京地域の製油所の連携強化を足掛かりに、京浜地区、出光興産千葉製油所の設備増強にジャパンエナジーが加わる(共同投資)のではないか」と大胆な見方もある。

 いずれにしても石油業界、とりわけ元売会社の再々編成にむけて水面下で動いているということは否定できないところだ。おりから来年は新日本石油が120周年ということもあって何かが動く≠ニいうことになりそうだ。
 

【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

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【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。
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