本格的な夏商戦に突入したが、灼熱の暑さのなかで働く販売最前線のSSスタッフの健康にも気配りをしなければならない時期を迎えた。業界関係者によると「民族系元売販売子会社のなかには休日返上で勤務した管理職がクモ膜下出血で倒れ、管轄する当該労働基準監督署はこれを過労労災と認定したが、これに至るまで販社首脳スタッフとの軋轢、さらには労働問題にまで発展した」という。 SS業界に人が集まらない―というのは今や業界の定説とまでいわれている。その原因は、過酷な労働環境にあるのではないか。屋外勤務、さらには油外ノルマまで課せられるSSよりも、コンビニエンスストアなどの屋内勤務を選ぶというのが最近のパターンともなっている。 人手不足を解消するには、どこに問題があるのか―ということを分析し、これを解決することが必要不可欠だろう。おりから年間を通じて最大の書き入れ時ともいれる夏商戦に突入したが、顧客満足の追及が業界内の主流ともなっているものの、それよりも前に社員満足を追及し、モチベーションをあげ、そして顧客満足を追及するということが求められているのではないか。 「企業の最大リスクは経営トップ」ということも最近は指摘されている。SS業界に限らず、どこの会社でもトップが現場にたたないので、数量志向だけを追及するというのはあまりにも危険なこと。元売会社の幹部も夏休みに休暇をとるならば、それを利用して系列SS巡回を行うという気構えは必要だ。いずれにしても、給油顧客だけではなく、社員スタッフに対しても気配り、目配り、心配り≠フ三配りが求められている。
【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。
【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。
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