冷えきる元売と系列の親子関係
数量からの決別は真っ赤なうそ?

  SSと元売会社の関係は一昔前と大きく変わっている。「系列元売と販売業者は親子も同然といったのは過去のこと。今では平気で系列業者の経営を脅かし、隙あらば淘汰の対象とするという雰囲気が漂っている」と語るのは老舗の民族系特約店主。この言葉を借りるまでもなく、元売会社は自分の販売子会社網の拡大に躍起になっている。

 元売会社のなかには、中期的に販社比率を50%にまで引き上げることを目標にしているところもある。2ヶ所に1ヶ所のSSが 元売販社ということになるが、どうしてそこまでするのか―。その答えは来るべき業界の再々編成を前に、自分の影響力を高めようということのようだ。

 「最近の元売会社の系列に対する対応は冷たい、販社だけが生き残ればいいのかという姿勢がみえており、3月中に系列元売の株を取得して6月の株主総会の場で、我々がおかれている立場を議長(社長)に直談判する」と強調するのは民族系の中堅特約店主。元売首脳が今年年頭に発した言葉は「数量からの決別・質への回帰」ということだった。しかし、現実には依然として数量志向まっしぐら―。

 「こうした姿勢を批判するでもなく、元売の大本営発表のリリースを大々的に記事にする新聞も見受けられる」と一部新聞社の報道姿勢を批判する業者も少なくない。元売会社のトップが裸の王様なのか、それともわかっていて系列切り捨て策を実践しているのかと疑う業者もいる。元売会社に多くを期待しても仕方がないという諦めの表情をみせる業者もいるが、それにしても、今の元売と系列の関係は冷え切っているという見方が大勢を占めており、これでいいのか元売トップといった批判の声もあがり、元売支持率は急降下といったところだ。
 

【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。
                 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。
                 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

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