新日石 吉とでるかSKとの業務提携 
相乗効果不透明の声も

  新日本石油と韓国の石油会社SKとの業務提携が発表となったが、新日本石油はこれを機に日本国内だけでなく、アジア全体をにらんだ石油戦略を展開することになる。「新日石とSKが提携するのは急成長を続ける中国の石油市場に対する中国包囲網を形成するのが狙いのひとつ」と今回の業務提携に期待感を強める見方がある。

  その一方で、今回の業務提携による両社の相乗効果を疑問視するむきもある。新日石は出光興産、コスモ石油、ジャパンエナジーと石油の精製、物流面での提携を行っているが、そのどれもが、ハッキリと業務提携効果が現れていないなか、海外に目を向けた動きが吉とでるか、凶とでるか―。

  今回の提携では合理化策のひとつとして両社の製油所の定期修理に際して不足する製品の融通、油田・ガス田の共同探鉱や急成長する中国、インドなどの市場への共同参入などがあげられている。さらに双方が約120億円ずつ出資して両社の株式の持ち合いを行うという。向こう10年の提携で支障がなければ自動延長ということだが、その効果は今のところ不透明をいわざるを得ないところだ。

  ところで系列特約店筋では「まずは国内の業務提携効果を発揮すべきで、120億円で株式を持ち合うということだが、少しでもわれわれ特約店にもその資金を回してほしいよ」といった声も聞かれている。カルテックスと離別し、純正な日本の石油企業となった新日本石油が再び選んだ韓国石油企業との提携、アジア市場での雄をめざすといったところだが「来年の120周年まで、築き上げなければならないのは国内での民族精製連合軍の形成だが…」と指摘する関係者も少なくない。
 

【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。
                 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。
                 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

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