民族大連合に乗り遅れたくないコスモ石油?

 コスモ石油は来年度から製油所部門などへの重点投資を行うことにしているが「今後、コスモ石油が石油業界の再々編成のキーワード的な存在になりそうだ」との見方がでている。コスモ石油堺製油所と太陽石油四国事業所の製油所高度化投資で新設する設備を両者で相互利用する契約を締結した。

 コスモ石油の製油所事故隠しに端を発し、製油所を運転しながら定期検査する認定が取り消されたことで、今後は運転を毎年一回、数週間程度止めての検査が必要になるなど、製油所関連に大きな支障が生ずる結果となった。

 こうしたことに加えて、製油所設備の老朽化もあり、今後、製油所部門への重点投資を展開すること になった。とりわけ堺製油所については設備高度化ということで1000億円の大規模投資となっている。

 SS部門よりも精製部門を重視した投資計画だが、系列業者からは「製油所などを中心にした“川上”も大事だが、ガソリン市況の軟化によって経営が苦しいなか、1000億円の大規模投資とは羨ましい限りだ」といった声も聞かれている。

 ところで、今後の業界再々編成の動きとしては「新日本石油を中心に民族系元売の精製部門が大連合を組む」との見方がこれまでもあった。新日本石油、出光興産、コスモ石油に加えて、ジャパンエナジーの精製合体が流れといわれているなか、民族大連合に乗り遅れないため、コスモ石油が精製部門の重点投資を展開するとの憶測も。いずれにしても来年中には、精製部門の大連合にむけた動きが表面化することになりそうだ。

【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。
                 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。
                 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

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