出光興産 株式上場で注目される新日石との株式持ち合い

 元売会社のトップは安易に来月の仕切り価格の行方を喋らないでほしい−といった声が首都圏業者のなかから聞かれている。先に石油連盟会長が記者会見で10月の原油調達コストが前月に比べてg4円近く低下する見通しを語ったが「こうした発言がSS業界の悪癖ともいうべき”先取り値下げ”に拍車をかけるのではないか」と懸念する業者も少なくない。
 
 10月仕切りはこれまでの上げから下げ局面になったことでガソリン市況は軟化現象を強めており、これに加えて業転価格の下落もあって地域によってはg135円割れの地域がみられており、なかには130円割れも散見されている。仕切り下げを見込んで、九月末からガソリン市況が軟化し、10月に入っても軟化気配を強めている。「こうしたなか、今のこの時期に11月の仕切りの行方、それも半月近く前にあえてアナウンスすることはないのではないか」といった声も強まっている。
 
 ところで出光興産が24日に東証に上場。今後の株価の動向が気になるところだ。こうしたなか、新日本石油と出光興産との間で株式の持ち合いを図るのは時間の問題−とする見方が強まっている。すでに新日本石油とコスモ石油との間で株式の持ち合いが行われているが、出光興産が上場したことで双方が株式の持ち合いについての話が進んでいると伝えられている。これによって新日石を核とした民族連合(コスモ、出光)の絆が深まるのは必至で、今後、ジャパンエナジーの親会社の新日鉱ホールディングと新日石との株式の持ち合い問題が注目されるところとなっている。
 
 

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