石油業界の水戸黄門サマの手腕は?

 「世の中、新日本石油中心のような風潮ががここにきて強まっている」と不満を露にするのはSS業界の外資系特約店主。その理由を問い質すと「石油関係の業界紙を読んでも新日石のヨイショ記事ばかり、新日石の渡会長はことあるごとに量より質を豪語するが、販売子会社のなかには競合SSの価格対抗合戦に打って出るところもあり、量より質という渡語録に疑問を感じる」というものだ。
 
  このほか新日本石油が仕切り改定のたびに引用する3月対比という言葉にも怒りを感ずるという。9月の元売仕切りについては新日石以外の月決め仕切り組が”前月比”ということを発表しているが、新日石は3月比という言葉を乱発している。そのいい例が9月仕切り上げに際して、他社が前月比50〜80銭上げとしているのに比べて、新日石は3月比15円高としており「これは新日石が3月以降、仕切り上げを完達していないことを証明することになるのではないか」とも疑問を投げかける。
 
  新日石は業界内外の誰もが認める最大手の石油会社だ。そして同社の渡会長は石油連盟会長、そして今年5月からは日本経団連の副会長に就任。財界の副総理格にまでのぼりつめた。江戸時代の徳川幕府でいえば 天下の副将軍。いわば水戸黄門的な位置づけか。弱気を助け、最後には「この印籠が目に入らぬか」という決めゼリフだが、石油業界の水戸黄門サマの手腕を期待することができるかどうか。
 
 

【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。

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