三井石油が石油連盟に入会

その真意は?

 石油連盟の新規会員として三井石油が認められた。同連盟の新規入会は昭和59年のコスモ石油(当時の大協石油、丸善石油の精製統合会社)以来、22年ぶりのことという。業界内外では今、この時期に三井石油がどうして石油連盟に入会したのか−ということに関心が集まっている。

 「石油連盟はガソリンへのETBE導入の方針を固め、近日中にその実証実験を行うことにしており、三井石油自身、将来的にはETBEの供給絡みで石油連盟に入会したのではないか」との見方がある。その実証実験とは会員会社のなかから二重殻タンク仕様のSS50ヶ所程度を選定し、その安全性やコストなどの実証を行うというものだ。

 その一方で石油業界は新日本石油を核に着々と“民族精製大連合”にむけて進みはじめているということがあげられる。これまでも新日本石油を中心に民族精製会社大連合の動きを指摘してきたが、出光興産、コスモ石油に続きジャパンエナジーとの業務提携が結ばれたことで、これまで以上に現実味を帯び始めている。

 三井石油の供給元である極東石油の精製設備は老朽化しているともいわれており、石油連盟に入会したことで「精製絡みで何らかの動きがでてくるのではないか」との見方もある。他社の商社系とは一線を画し、商社系から“元売”という色彩を打ちだすことも考えられる。そして“民族精製連合軍”を視野にいれての生き残り策を模索していることは間違いないところだろう。

【維  新】 (1) 物事が改まって新しくなること。 (2) 明治維新の略。

【以心伝心】 (1) 禅家で、言語では表されない真理を師から弟子の心に伝えること。 (2) 思うことが言葉によらず、互いの心から伝わること。

【維新伝心】 (1) 北海道石油新聞社による造語で、HP連載のタイトル。 (2) 物事が改まって新しくなる様や世の中の真理を、心から心に伝えようとするホームページ上の試み。