原油上げが止まらない 望まれる市場の安定化


 原油市況が再び騰勢を強めてきた。ニューヨーク市場の原油先物相場が3日、71j台に到達。東京工業品取引所の中東産原油も2日、67・05jから4日には69・16j(8月限)と70j目前にまで迫ってきた。為替相場の円安傾向が持続しており、8月の元売仕切りは値上げ濃厚だ。末端市場の安定化がさらに望まれる。

 7月の元売仕切りはg当たり2円程度値上げとなり、道内市場も転嫁への動きが強まっている。札幌市場はフルSS140円、セルフSS137円の店頭価格が多く散見されたが、4日には早くも1円ダウンしたSSが多い。量販業者の動きに対し予想以上に反応が早い。1人勝ちは許さない―の思想が蔓延しつつあるのか。道内有数の安定市場を誇る(?)北見市場は、フル145円、セルフ142円で出揃った。一方、量販業者、広域系、さらに農協系と複雑な市場を形成し、苦慮している帯広は環境整備に懸命だ。中旬には3円程度の上げを予定している業者が多い。早く転嫁したい、との声が聞こえてくる。

 ところで元売仕切り体系が不透明感を強め、なかなか実態が掴めない。いやな言葉だが、特約店の選別がさらに絞られてきたとの指摘も聞こえてくる。取引数量によって多少の格差は当然だが、果たして仕切り価格がいくらなのか。大手業者でレギュラー1g125円から126円程度か。消費税込みでは132円前後。末端価格140円ではマージンが8円程度だ。経営が厳しくなるのは当然か。
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