正しい仕切り価格は?根底に残る基本的疑念


  3月から4カ月連続して元売仕切り価格が上昇した。元売会社が発表した仕切りコストは、各社で若干異なるが、3月2円、4月2円、5月5円、6月3円となっている。トータルすると3月から12円上昇した計算だ。このコスト上昇に末端市場が追いつけず、取り残しがかなり生じているのも事実。元売会社によっては、「○月対比何円」という表現で系列特約店に示しているケースもある。

 また、元売会社の決算月であった3月はとりあえず仕切り価格「○円」で請求、後で精算とのケースも聞かれていた。特約店にとっては、実質の仕入れ価格は幾らなのか分からないという、誠に不可思議な話しだ。仕入れ価格が未定では末端価格も設定できまい。

 自由化となった平成8年、ガソリン独歩高を改めガソリン、軽油、灯油の白油3品が同一価格でスタートした。確か税抜きでg33円前後だったと記憶する。自由化から約10年経った現在、この同一価格はどうなったのか。ガソリンg70円越えに対し、軽油は約65円、灯油63円前後と、かなり開きが生じているもようだ。ガソリン独歩高に逆戻りしているといえるのではないか?

 これだけ仕切りコストが上昇すると、不透明な仕切り価格への不満が増幅してくる。差別対価を問題視する声もあるが、これ以外にも「銭単位」の値上げ、値上げまで一週間も無い通達方式などだが、根底には「果たして正しい(?)仕切り価格は幾らなのか」という基本的疑念があるからか。

 (S)

 

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