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いよいよ平成20年度がスタートした。今年度の4月1日という日は例年にない異例の幕開けとなったことは言うまでもない。全道的に強風が吹き荒れ、道東では季節はずれの暴風雪となるなか、揮発油税の暫定税率期限切れとともに迎えたガソリン業界にも混乱という嵐が吹き荒れた。
今回の値下げを消費者の目線で見てみると「待ち望んでいた」や「非常に助かる」など、喜ばれる声を多く聞く。確かに消費動向は今まで以上に増加する傾向にあると予測されるが、業界関係者にとっては非常にありがた迷惑な話といっても過言ではない。現にこのタイミングで販売価格を大幅に値下げし、必要以上の価格競争に陥っている地域も少なくなく、販売業者にとって追い風となる材料は皆無に等しい。
本来、顧客の消費量に比例して販売業者の業績も伸びるというのが商売の正しい姿なのであろうが、悲しいかな、今の販売環境では単純にそうもいかないのが現状だ。長期的な広い視野で見れば、税率うんぬん以前に、適正な価格で商売ができる販売環境が整わない限り、国の政策とは別のところで同じことを繰り返すこととなる。
今後、月内にでも暫定税率の復活が実施されれば、更なる混乱が予想される。今回の一連の騒動は市況だけにとらわれるものではないものの、経営に大きく影響してくるのも事実。各社とも冷静な判断で現状を把握し、正しい利益で商売ができる環境を一刻も早く構築してもらいたい。
(橙)
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