高価格で節約ムード蔓延 真摯に受け止めどう対応

  原油高騰によるガソリンなど燃料油の高価格化時代を迎えて、各需要家とも節約ムードが予想以上に進んでいるようだ。過去、道内における灯油消費は本州と異なり、暖冬に関わらず年間を通しての販売数量はあまり変わらなかった。しかし、今冬については大きく環境が変化している。

 値上げ前にホームタンクを満タンにとの動きから、例年より早く9月からシーズン入り、9月の販売は前年比190%、10月も150%と伸ばした。11月は102%と落ち着きを取り戻したが、値上げとなった12月は80%と大きく落ち込んだ。しかし、10月ー12月の販売は前年比96%と前年割れとなった。業務用の後退はもちろん、一般暖房用の節約の影響がジワリ響いている。

 先日開催された第2回「北海道灯油懇談会」の席上、各地区消費者団体の代表者からも窮状が訴えられ、価格高騰に対する深刻さが伝わる。「撃沈災害に相当する」「脱石油を呼びかけたい」といった意見のほか「室温を下げて少しでも省エネを」「食糧と同じ大切な石油、何か対策は」「温度を1度下げたら、灯油使用量がどのくらい違うのか、暖房機器メーカーは表示してもらいたい」などなど。省エネ論議は数年前から活発になっているが、今冬については過去にない真剣さが感じられる。

 ガソリンについても同様だ。フルSSでも「数量・金額指定」で買うお客が急増しているとか。それだけシビアに捉えている。真摯に受け止め、真剣な対応策が急務か。

(S)

 

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