季節はずれの雨は未来への警鐘だ

  先日、札幌圏では雨が降り、路肩の雪も一気に解けて、道路はすっかり走りやすくなった。例年の北海道では2月や3月上旬に雨が降るなど考えられない。街の景色も冬から春に変わり、にわかに心踊らす人も少なくない。しかし、今年の春の訪れに一抹の不安を感じたのは私だけであろうか。

 近年、地球上では海面の水位上昇、エルニーニョ現象による米国ハリケーンの巨大化といった事例を耳にするが、いまひとつ身近に感じられなかった。だが、今年の国内で起きた暖冬現象は日本人の多くが温暖化を肌で感じたのは確かだ。気象庁の発表によると冬の気温としては統計開始以来第1位タイの記録と報じられた。「このままの状態が続けば―」いや、今後の地球温暖化は加速度を増すことは確実な情勢だ。さらに、近未来の予測については有識者の中でも意見が分かれており、予測もままならない深刻な状況。

 各企業も環境問題には敏感に反応し、CO2削減などに注力している。勿論、日本のエネルギーを担う元売各社も最大限の努力と技術革新に向け日々邁進している。

 一方、私たち個人は何ができるか?ゴミの分別やエコバックの利用、不必要なエネルギーの乱用など、できることはいくらでもある。今の地球環境を維持し、次世代へ繋げることは我々人として最低の義務。個々の認識を高め、できることから実践する姿勢が肝要。一連の暖冬は灯油販売不振というレベルを遙かに超えた現実に直面している。
 

(橙)

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