人のふりみて我がふり直せ安全管理の意識を常に高く

 今月の19日、北見市で起こったガス漏れ事故で、3人が一酸化炭素中毒で亡くなった。警察の現場検証は続いているものの、未だガス管が破断した原因は特定されていないようだ(26日時点)。

 今回の事故の背景には北見市から北ガスに譲渡された時点で、ガス事業関連施設の老朽化を認識しながら、保守体制に力を入れなかった事も要因の一つと見られているようだ。無論、北見市側も天然ガス転換の費用を優先するあまり、老朽管の交換を後回しにし、最終的に責任を北ガスに転嫁した側面もあるといえる。

 石油販売業界においても既設のSS施設を譲渡する場合、こうした問題が起こりえる可能性は十分にあると言える。安い物件に飛びつき、出店を焦るあまり設備や施設に十分な予算や時間をかけれず、安全管理の甘さから地下タンク漏洩などということになれば、目も当てられない。

 これは現状営業しているSSにも当てはまることで、厳しい販売環境の最中、十分な設備投資の予算を捻出できないでいる販売業者がほとんどではないだろうか。しかし、その安全管理を怠ると今回のような取り返しのつかない大事件に発展してしまうこともあり得なくない。

 「地域住民へのエネルギー安全・安定供給」といった大義名分のもとでは、北ガスも石油販売業者も一緒といえる。ちょっとした考えの甘さが、今まで築きあげてきた社会的信用や消費者との信頼関係を一瞬にして崩してしまうという事を、今回の事件で学び、今一度、自分の安全管理を再確認してもらいたい。

(發)

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