| 前向きな経営者の目から感じる可能性 |
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ガソリン価格の値上げに対する消費者意識は想像以上に高く、「1円でも安く」と、セルフ利用者が急増している模様。「圧倒的にセルフ利用者が増えている」(スプリットSS所長)の声に押されるかのように、フルSSの活気が薄れているようにすら感じる時もある。 セルフSSのオープンラッシュに伴い、フルSS経営者は正念場を迎えているといえる。地方でフル数件を展開する経営者の「集約していかなくてはいけない時代」の一言からは、危機迫るものが伝わってきた。 石油販売業がボランティア活動では無い以上、経営が圧迫すれば船体の舵を取り、軌道修正するのが経営者の役目。道東地区のフルSS経営者は断腸のおもいで社員に現況を明かし、人員削減に踏み切った。「情けなく、申し訳ない気持ちで一杯だった」の言葉に同情する経営者も少なくないはず。 業界に対するモチベーションについては「降下気味」であるだろうが、ある経営者は、石油業界の現況を「冬」と、四季に置き換え語る。「久しく春は見ておらず、冬ばかりの業界だが、いずれ春がくると信じたい。今は不安だがなんとか乗り越えたい」と業界へ強い思いのほか、「地元の子を採用し、地域の為になる人材に育成し、信頼される企業にしたい」と将来ビジョンも。 悪化の一途を辿っている状況から、この言葉に共感する経営者は減少しているかもしれないが、「腐っても石油販売業」の精神を語る経営者の目を見てると、止まっていた足を一歩踏み出せるような気持ちになった。 (發) |