『確約』無しの灯油配送、その結末やいかに

 低マージンで苦悩を強いられた昨冬の灯油商戦。時が経つのも早いもので、あと2カ月余りでまた灯油商戦のゴングが鳴り響く。今年はKO勝ちか、はたまた1ラウンドTKO負けか、落とすことの出来ない重要な一戦だ。冷夏の影響から、今年は暖冬予想との見方も強いが、いずれにせよ消費者にとって欠かせぬ存在の灯油。「安全、安定的」に供給するという使命も販売業者には課せられる。

 今年6月1日から、道交法一部改正により、放置駐車の取締りが強化された。新制度の導入で、わずかな時間の違法駐車も即、取締りが実施され、放置駐車取締り民間委託制度にも注目が集まった。

 この制度について、石油業界でも多くの経営者が眉間にシワを寄せており、冬場の灯油配送業務への影響を懸念、「非常に不自由な制度」との声も強い。道北地区で警察を招いて行われた研修会では「地域住民も灯油配送車については理解をしているはず」との見解が示される一方、「特別扱いはできない」と。『確約』が結べない現状は大勢が認識しているが、寒冷地における灯油の必需性、地域社会に与える影響を考えると『確約』こそ、灯油配送業務に対する最高の評価である。

 新制度の施行後、初となる灯油配送業務。ローリー運転手から「配送中に駐禁」などという理不尽な一報が入るのか。灯油商戦が明けるとその答えは見えてくる。じっくりとその動向を見守りたい。

(發)

>>過去のアンテナ記事  |12345678910