8月上げ確実下で ドロ沼の札幌市場

 再び原油価格が高騰してきた。為替相場も関連するが、8月は元売仕切り価格がg3円程度値上げ確実だ。出光が4月に続いて7月半ばの異例の値上げから見ても8月上げは避けられないようだ。出光系列の販売業者は月半ばに仕切りが上げられても、店頭価格はもちろん掛売の値上げなどできっこない、とぼやく。

 原油価格が高騰しているのに、札幌市場は泥沼市況に逆戻り。店頭価格が日替わりに下げられる現象に、消費者にはどう写っているのか懸念される。12日現在、セルフSSの最安値が122円まで急降下してしまった。原因はいろいろあるだろうが、一般仕切り価格をも下回る価格に、近隣業者もあきれ顔だ。7月に入り、新日石系業者の値上げに呼応して上方修正の動きの最中の突然の値下げ攻勢に「行き着くところまで行くのではないか」の物騒な声まで聞かれ出した。

 学習効果が無いとの指摘に代表されるように、販売業界は過去、仕切り価格の上げ下げに関係無く市況が乱高下してきた。しかし、道内市場の多くは、原油価格の異常なまでの値上がりに仕切り価格に相対して転嫁作業が進められフルSSの店頭価格は140円程度まで改善されてきた。セルフSSが相次いでオープンした札幌市場も何とか平静さを保っていたが、ついに「糸が切れたタコ」状態で、価格が飛んでしまった。8月仕切り価格が上げ確実な情勢下での泥沼状態の札幌市場。何とかしなければ。

(S)

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