| 中途半端な質の向上では生き残れない時代 |
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今年に入っても道内におけるセルフSS出店は勢いを増す一方となっている。現在道内のセルフSS比率は全体の約10%を占め、今後も増加の傾向にあると予想される。 そんな中、老舗のフルSSがセルフSSとして生まれ変わる様は、「時代の流れなのか―」と思う反面、なんとも寂しい気持ちになってしまう。 「地場に地域密着としてやってきたが、セルフという形態は無視出来ない」「正直、セルフに興味はある」など、生き残るためにセルフに興味を示す地場業者も少なくない。 しかしそれを逆手にとった考え方の経営者もいる。ある地域の所長は「これだけセルフが多くなってくると逆にフルがおもしろいと思ってます。後は顧客に提供するサービス、技術の質ですね」と語る。実際、お客さんにとってフルSSのニーズは十分にあることも間違いないく、お客さんからいただく料金に見合った商品、サービスの提供が比例していないと、集客に繋がるのは難しいと言えよう。そのためにも、SS自体、ひいては従業員ひとりひとりの教育というものが大切になってくる。油外商品の開発も必要ではあるが、それを販売する側の技術や知識、または意識がどこまで全体に浸透しているのか一抹の不安を感じてしまう時がある。そういう状態から、顧客へより良いものを提供できるとはとうてい思えないのである。 どこでも掲げてある「質の向上」ではあるが、いよいよもってきれい事ではなく、真剣に取り組んでいかなければ、今後フルSSとして生き残っていくのは困難となりそうだ。 (鼠) |