変更要望が強い元売仕切り上げ方式

 昨年から原油急騰により元売仕切りが大幅に上昇した。毎月値上げ、値上げの連続で末端が追いついて行けない状況だった。今年に入っても4、6月の据え置き以外1、2、3、5月と連続して値上げされ、5月のg4円を超える大幅上昇で、ついに(?)末端市場も本格的末端転嫁に動き、一部地区はフルSS140円を越え、大勢は135円程度のガソリン店頭価格になった。

 元売仕切り価格は、月末に通知され1日配送分から適用される。しかし、末端への転嫁には数日間かかり、仕切り上げと末端転嫁には、タイムラグが発生するのが常だ。その分販売業者カブリとなる。店頭価格はまだいいが、掛売の場合は1ヶ月遅れのケースが多い。また、1円を下回る仕切り上げには末端転嫁が難しいのが実情で、実質販売業者が吸収するケースが多い。かねてから、元売会社の現行仕切り上げ方式を変更してほしいとの要望は強い。本欄でも過去取り上げたが、大きな動きは見られない。元売側も、仕切り取り残し分が発生している実情を加味しても工夫が必要か。

 6月は据え置きとなった仕切り価格だが、7月は小幅上げになりそうだ。出光、ジャパンエナジーはg50銭上げが発表された。この小幅仕切り上げの対応が難しい。果たして末端に転嫁できるのか微妙。本格的需要期を迎えたものの、買い控えもあって伸び悩みのガソリン販売。一部市場では下げ気配も出てきた。踏ん張りどころだ。

(S)

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