盗難、給油間違いなど高騰の影響あちこちに

 

 燃料油の価格上昇が続いている最中、消費者の家計だけではなく、様々なところで思わぬ被害が広がっているようだ

 例えば、近日報道されたセルフ給油による油種間違い。ガソリン価格の高騰で普段はセルフSSを利用しない客層が安値目当てで給油に訪れるのだが、日頃やり慣れない作業から、価格だけを重視してガソリン車に軽油を入れたり、「軽自動車=軽油」といった安易なイメージでの給油に、トラブルが多発しているという

 また、今年は灯油の盗難も後を絶たない。例年に比べ件数もさることながら、手口も大胆になっているようで、ローリーを乗り付け900g近い量の灯油がホームタンクから盗まれた例もあるようだ。原油高騰が引き金となって、ひと昔前までは考えられないような事件や事故が起こり始めている

 このような事態を受け、国では揮発油税の暫定税率存廃が来年度予算編成の焦点に急浮上してきている。税法が定める本則の約2倍の暫定税率は、来年3月末に期限切れとなるため、延長には税制上の特例を一括で定める租税特別措置法を年度内に成立させなければならない。与野党対立で関連法が年度内に成立しなければ、暫定税率が自動消滅し、税込みのガソリン価格は来春にも下がる可能性も出てきた

 何においても、早急な価格安定が消費者にも販売業者にも安心をもたらすのは言うまでもない。まだまだ上がると言われる燃料油価格。落ち着きを見せる日はいつになるのか。 (橙)

 

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