灯油価格高騰で実感 消費者のシビア思想


  原油高騰を受けガソリンや灯油の値上がりが止まらない。私も業界関係者としてある程度の価格高騰は予測していたものの、気が付くとこんなに値上がりするとは思っても見なかったのが本音だ。

 先日、3年前の灯油価格資料を目にする機会があった。9月の価格を見てみるとg53円06銭となっており、思わずビックリ。今年の9月比ではg28円63銭の差となってしまう。「さすがにこれは一般消費者も唸らざるをえないな」と思いつつも、自分も一般消費者であることに気付く。正直、業界事情を少なからず知っているだけに複雑な心境だ。

 そうは言っても背に腹は代えられず、今冬は灯油利用率を減らそうと電気ストーブを購入しに街へ繰り出した。休日ということもあってか電気ストーブコーナーの前には沢山の人集り。聞き耳を立ててみるとやはりコスト論の会話が。店員に訪ねると今年は売れ行きが良いようで、品切れになっている商品もあるとか。しかし、よくよく話を聞いてみると、使用ワット数次第ではそれほど節約に繋がらないことが判明。結局、購入を諦め家路についた。

 やはり暖房効果と費用を考えると灯油が1番か―という結論に達したものの、使い方はシビアにならざるを得ない。灯油という商品は北海道の消費者にとっても販売業者にとっても重要なアイテム。無駄使いこそしなくても、気兼ねなく利用できる価格帯に早く戻ってくれることを願って止まない。それが灯油復権にも繋がるというものだ。

(橙)

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